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医療福祉学部 リハビリテーション学科?視覚機能学専攻
医療福祉学部 視覚機能学専攻

専攻長メッセージ

医療福祉学部
リハビリテーション学科視覚機能学専攻
専攻長/教授 小野峰子
研究テーマ
ロービジョンリハビリテーションに関すること
視能訓練士の視点での研究をしています
 私達は世界を見て、様々なものを感じて人生を生きています。当たり前に見えることを特に意識することはないかもしれません。人が外界の情報を得る感覚器の中、その情報の約80%は視覚から得ています。眼球は長さ(眼軸長)が24㎜、重さが7.5グラムと本当に小さな器官ですが、脳と直結しており、視覚は感覚?知覚?認知のすべてが反映されています。視機能はとても興味深く知れば知るほど面白く、そのスペシャリストである視能訓練士はとても魅力的な職業です。

 本専攻は、国家老虎机游戏の医療技術者「視能訓練士」を養成する東北?北海道では唯一の4年制大学です。視覚に必要な解剖生理、病理、疾患を学び、診断治療に必要な検査、訓練やリハビリテーションの原理?知識と、実践能力を身につけるカリキュラムを準備しており、皆さんの夢をサポートする体制は万全です。
 
 さらに、本専攻では「考える視能訓練士」を養成すべく、考える力を育む取り組みを実施しています。考える視能訓練士とは、どんな視能訓練士でしょうか。全ての行動には考える力が必要です。具体的には、何故この検査を行うのか、検査の原理を知り正確な検査結果を導き出すために必要なことは何か、視機能に影響を及ぼす眼疾患と病理の知識から視機能への影響の程度を考え、より効果的な方法について考え、検査や訓練?リハビリをすることが患者さんにどのような効果や侵襲を及ぼすのかを考えます。さらに患者さんの気持ちを考え、安全で安心できる対応はどうすればいいのか、医療専門職同士で連携に必要なことを考え、自分と相手を大切にした思いやりのあるコミュニケーションの取り方を考えます。このような『考える力』を身につけるべく、グループワークでのディスカッション、学生による症例発表会など様々な機会を用意しています。

 常に問題意識を持ち、何故かを考え、新しい知識を吸収すべく生涯学習する力を本専攻で学び、自ら考えて行動できる視能訓練士として、社会で輝いてほしいと願っています。