本学の卒業生で昨年度まで本専攻教員でもあった桂理江子先生が，現在はエクアドルで活躍されています。
桂先生より第7弾メッセージを頂戴しましたので掲載いたします。

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?Hola,todos! ?Como están?
みなさん、こんにちは！元気ですか？

11月になり、日本はだいぶ秋が深まってきたのではないでしょうか。
スポーツをするのにも、行楽に出かけるのにもいい季節ですね。昨年はこの時期に出雲大社に参拝に行きました。
お参りのおかげか（もしくは単に頑丈なだけか）、エクアドルに来て半年、健康そのもので過ごすことができています。

さて、日本では8月にお盆がありますが、ラテンアメリカでも同様の風習があるのをご存じでしょうか？
11月2日がそれにあたり、死者の日（día de los muertos）と呼ばれ、亡くなった方に思いを寄せる日です。
そして、11月2日を基準に連休が設定され、今年は10月31日～11月4日までの5日間が連休になりました。
日本のお盆休みと同様、この連休を利用して出かける人も多いので、観光地はとてもにぎやかになるそうです。

エクアドルの死者の日には、グアグアス?デ?パン（guaguas de pan）とコラダ?モラーダ（colada morada）をセットで食べる風習があります。
「グアグア」とは先住民のケチュア語で「赤ちゃん」という意味で、赤ちゃん型のパンです。
コラダ?モラーダは、イチゴ、ブラックベリー、パイナップルなどのフルーツとハーブ、クローブ、シナモンなどのスパイスを煮込み、甘く味付けした、とろとろとしたお汁粉のような飲み物です。

コラダ?モラーダは甘酸っぱいフルーツにスパイスが効いていて、寒い日にふぅふぅさせながら飲むと温まりそうなドリンクです。
ホットワインを彷彿とさせるところもかなり好みです。
この時期は街中のパン屋さんで見かけることができますが、スーパーでは材料の特設コーナーが設けられているので、それぞれの「家庭の味」があるのかもしれません。

グアグアス?デ?パンはデコレーションがかわいらしく、色とりどりですが、味はシンプルなほんのり甘いパンです。
中にジャムやミルククリームが入っているのもあり、美味しいですがとても甘いので、グアグアス?デ?パンはコラダ?モラーダよりコーヒーと合わせるほうが個人的には好みでした。

風習や文化をエクアドルの方とともに経験し、味わうことができるのも、住んでいるからこそだと感じます。
これから年末年始にかけての行事も楽しみです。

?Nos vemos próxima vez!　また次回会いましょう！