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[経営法学科]震災と地域づくりをテーマとする学外研修を実施しました

経営法学科/総合政策学科
 特別講座Ⅱは、経営法学科の1年次開講科目です。震災後の地域づくりをテーマとし、様々な課題に実際に携わる専門家、活動家の方々を講師として、課題と取り組みについて講義していただいています。11月に実施した学外研修で、19名の学生が仙台市若林区と塩竈を見学しました。参加者の多くは震災直後に小学校に入学した学年です。

 せんだい3.11メモリアル交流館は、震災当時の出来事を展示し、震災前の地域の暮らしも伝えています。特に短冊や付箋に手書きの思い出や応援メッセージが印象に残ったようです。改めて震災について考えることができました。
せんだい3.11メモリアル交流館

 せんだい農業園芸センターに立ち寄り、被災地の農業を支援する学生ボランティア団体ReRootsが制作した藁アートを見学しました。講義で聞いていた作品を実際に目にして、完成度の高さに感心しました。
学生ボランティア団体ReRootsが制作した藁アート

 震災遺構仙台市荒浜小学校では、壁に残る波の跡、波の威力で曲がった鉄の手すりや止まった時計など、津波の痕跡や威力に圧倒されました。記憶と防災の大切さと実感しました。
震災遺構仙台市荒浜小学校

 塩竈はアートと歴史を中心とした市民主体の取り組みが注目される街です。修復し新たに活用されている歴史的建造物の点在する町並みを歩き、塩竃市杉村惇美術館を訪問しました。レトロな雰囲気のある公民館を震災後に改修し、様々な活動を行っている小さいながらもユニークな美術館です。作品と館内の雰囲気を楽しみながら、学生たちは、塩竃の魅力は何か、どう伝えるか考えました。
塩竃市杉村惇美術館

せんだい3.11メモリアル交流館
 地元の方々や訪れた方による多くの寄せ書きや、地元の魅力や思い出が描かれたイラストマップが展示され、地元の方々の支えもあって成り立っている施設だと感じた(1年生 阿部優希さん)

藁アート
 学生ボランティアが藁で作った生き物がたくさんあり見ていて面白かった。巨大な恐竜やゴジラなど迫力のあるアート作品により、多くの人に農業に興味を持ってもらうという取り組みがここまでのレベルになると、農業のイメージが必ず良くなるだろうと感じた(1年生 佐藤駿さん)

震災遺構仙台市立荒浜小学校
 津波にあった建物を初めて見て、より津波の恐ろしさを肌で感じることができました。一人一人がどれだけ避難方法などを知っているかが大事だと思いました。もう一つ大事なことは、人が協力する強さです。復興という一つの目標に向けて多くの人が協力すると、大きな成果を得られることがわかりました。今回の訪問はとても意味があったと思っています。この経験を忘れないようにしたいです。(1年生 佐藤星那さん)

塩竈市杉村惇美術館
 私が塩竈の魅力を発信するとしたら、塩竈市杉村惇美術館と海について伝えたいです。初めてですが、説明を聞いてよく見てみると、それぞれの作品に細かい違いがあって、すごく面白かったです。この施設には、絵の展示ブース以外にも、カフェや地域の人が使う公共スペースがあり、地域の人も遠方の人も楽しめる施設だと思いました。また塩竈では海の幸を使った料理を楽しみ、漁港では綺麗な海と個性的な船を見ることができました。他にも海を楽しめる施設が沢山あり、色んな人に教えたくなりました。(1年生 近藤凰華さん)