2023.2.15

今回は「Kids challenge & Sports support project 第9弾」の紹介です。

本プロジェクトは、過度な運動で骨や関節を痛めるスポーツ障害や運動不足による身体の不調などからこどもたちを守り、健康増進を促していくことを主目的とした理学療法学専攻の地域社会に向けた取り組みです。

第9弾の今回は、本学と包括連携協定を締結している東松島市の矢本第二中学校の体育の授業で、鈴木誠教授とともに予防理学療法の研究に取り組んでいる本学大学院修士課程1年の秋田遥駿さん（本専攻卒業生）が生徒にストレッチ指導を行いました。

年度初めに実施した独自の体力テストの結果から、生徒の柔軟性の低下が見受けられました。身体の成長が著しい中学生にとって、柔軟性の低下は大きなケガの発生のみならず、立位や座位といった日常の姿勢にも影響を及ぼす可能性があります。

そこで今回、中学校のご協力のもと、約3ヵ月の間、定期的に体育の授業に参加させて頂きストレッチの効果的な実施方法とその注意点について、デモンストレーションを交えながらお伝えする機会を頂きました。
　　

これらの実践を体育科教諭の方々とも情報共有し、普段の授業でも意識的に取り入れて頂きました。

その結果、回数を重ねるごとに多くの生徒がストレッチの実施方法とその注意点について意識して取り組んでいる様子でした。

今月末には今年度2回目の独自の体力テストを予定しています。今年度秋から冬にかけて取り組んできた体力アップの成果が発揮されることを期待しています。