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授業風景(作業療法研究法)

作業療法学専攻
3年生は1月の連休が明けてから作業療法研究法の授業が始まりました.この授業は「研究とは何か?」,「研究をどう進めばいいのか?」など研究の基礎から具体的な進め方まで学ぶ授業です.学生は教員自作のテキストを使いながら,一歩一歩学習していきます.この授業は座学だけではなく,文献抄読や研究計画書の作成などの演習も入っています.学生たちは気になる文献を読み,友達や先生と話しながら,自分の興味のあるテーマに関して深めつつ,自分の知りたいことを少しずつはっきりさせます.

?「文献を批判的に読むことなんて,びっくりしました」
?「調べているうちに,自分の中のもやもやがすっきりしました」
学生からこのような話が聞こえてきました.教員としてはうれしく感じます.学習に関しては,与えられた知識を吸収するではなく,自分が能動的に興味のあるテーマについて調べ,考え,自分の今までの知識と統合し,理解を深めることこそ,知識を身に付くことになるのだと信じています.

この授業終了後に4年次の「作業療法研究特論」と「作業療法実践特論」,いわゆる卒業研究があります.学生たちは授業で学んだ考え方や実施技法をどう活かせるかを楽しみにしています.また、卒業研究でまとめた内容を発表をしています(特論成果報告会での発表の様子)。

今後臨床現場で,「なぜこうなるの?」,「教科書や学校で教わった現象と異なっている!」との場面もあるでしょう.授業で学んだ問題を解決する方法を思い出してください.文献抄読や研究を重ね,自分の疑問を解決するとともに,対象者により良いサービスに提供できるよう精進しましょう.