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臨床実習Ⅱ報告会

作業療法学専攻
3年生は12月9日に臨床実習Ⅱを終え、すべての学生が帰ってきました。新型コロナ感染症の影響を受けながらも実習施設の指導者の方々のご協力を得ながらの10週間にわたる実習でした。

実習は身体障害、精神障害、発達障害、老年期領域など様々な領域で行われました。同じ領域であっても急性期や回復期など関わる時期によって、介入する方法が様々とられています。学内では、各学生が実習をしてきた経験をグループに分かれて発表し、お互いが実習で経験してきたことを共有しあい、臨床で行われている作業療法の知見を深めました。

各学生が担当した事例についてまとめたものを報告する会では、対象者への作業療法の介入を発表し合い、活発なディスカッションがおこなわれ、経験したことを互いにより深く考えることができました。
     



今回の発表会では、大学に入校することができなくなった学生にはオンラインで報告会に参加してもらい、他の学生と同様にディスカッションが行われました。




グループワークと報告会などの一連の実習後の学習を終えた後に提出されたワークシートには以下のような思いが書かれていました。

?作業に含まれる行為は幅広く、様々なものを治療に用いることができるというのは作業療法の強味であるが、同時に用いるものに意味を持たせて実施できるかが、作業療法士として必要な臨床思考であると感じた。
?作業療法を実施するにあたり、評価でも治療でも、何故行う必要があるのか根拠をはっきりさせて実施する必要があることを学んだ。
?作業療法士として身体機能面だけでなく、環境にも目を向けることでケースに必要な支援やケースの生活のしやすさというのも変わってくると思われる。
?対象者の身体機能面だけでなく、心理面や環境、個人特性を正しく理解して介入することが大切だと感じた。
?患者さんの1つ1つの行動に対し疑問などをもち、そこから患者さんの現状を詳しく知ることがプロセスを考えるうえで重要だと感じました。