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【作業療法学専攻】授業風景(地域作業療法学Ⅱ)

作業療法学専攻
3年生前期に開講されている「地域作業療法学Ⅱ」の授業を紹介します。

作業療法士の活躍の場は病院や施設だけにとどまらず、地域という人が生活している場所で仕事をしています。この授業ではさまざまな形で実際に地域において活躍されている作業療法士を講師として招き、現場での実践の様子などの講義していただいています。

今回は様々な理由で就労することが難しい方々への就労支援のお仕事をされている作業療法士の先生に講義をしていただきました。


先生がお仕事されている職場のことや、利用者の方にどのような関りをしているかについての講義をしていただいています。


先生が現在、就労支援の作業のひとつとして利用者の方々に行ってもらっているオクラの選別と袋詰め作業を紹介していただき、「どのような工夫をすれば利用者の方の作業がしやすくなるか」というテーマで学生が考え、その発表をしました(先生がオクラを持ってきてくださいました)。


オクラの選別作業をしやすくする工夫の例

今年度の地域作業療法学Ⅱではこのほかに、訪問リハビリテーションをされている作業療法士、就学前のこどもの発達支援の仕事をされている作業療法士、住宅改修や福祉機器の導入などで対象者の方が生活する環境の調整の仕事をされている作業療法士の先生方に講義をしていただきました。


またこの科目では、地域における作業療法士の仕事で必要となる喀痰吸引について看護学科の先生にお願いし、講義と実習をしていただいています。


喀痰吸引の手順について説明をしていただいています。


指導を受けた後、ひとり一人の学生が人形を使った喀痰吸引の技術を学びました。

作業療法士の活躍の場は、人が生活する地域へ広がっており、それに伴って作業療法士の需要が高まっています。地域作業療法学Ⅱではイメージしにくい地域での作業療法を実際に地域で活躍している作業療法士の先生方の実践をお話しいただくことで学生に地域作業療法の理解を深かめて興味をもってもらえればと思っています。