【作業療法学専攻】2021年度臨床実習Ⅰ(学外実習/学内実習)
作業療法学専攻
2月中旬から下旬にかけて臨床実習Ⅰを行いました。臨床実習Ⅰは本専攻の学生にとって初めての臨床実習です.コロナウイルス感染症が流行する以前は、実習施設で指導者の指導のもとで,実際に対象者と関わる2週間の学外での臨床実習でした。
今回の臨床実習Ⅰはコロナの感染状況を踏まえ、学外実習先とも相談させて頂きながら、
?1週間の学外実習+1週間の学内実習
②2週間の学内実習
という2パターンにて臨床実習を行いました。
1.ライブ配信によるオンライン実習
2週間の学内実習の学生には、臨床施設でしか学べないことを少しでも体験できるようオンライン実習を行いました.角田市にある介護老人保健施設ゆうゆうホームの先生方にご協力いただき,施設紹介と作業療法士の臨床業務を説明していただきました.また,施設の利用者様のご快諾で,作業療法士が臨床での面接,評価測定,介入等の様子も画面を通して見せていただきました.さらに,施設の作業療法士や利用者様に質問をし、交流を持つことができ、臨床での作業療法士の姿を身近に感じることができました.学生もこの貴重な機会を活かそうと、積極的に質問し、真摯に実習に取り組んでいる姿がとても印象的でした。
ご協力いただいた利用者の皆様、作業療法士の先生方、ありがとうございました。
(オンライン実習の様子。現場で働く作業療法士の方に質問をしました)
2.事例を基に評価計画立案
学外実習を経験した学生は、臨床実習施設で収集した情報を基に、対象者の評価計画立案を行いました。学内実習の学生は、模擬症例を対象に評価計画立案を行いました。教員が指導者として学生と関わり、時間をかけて症例検討することができました。
また、評価法の一部についても指導教員と一緒に、実際の場面を想定して練習を行いました。
3.実習の報告会
(報告会。決められた発表時間の中で、情報を選択しながら報告をしました)
臨床で学ぶ姿勢の重要さ,今まで学習した知識の応用の必要性が改めて感じさせられた2週間でした.これから一人前の作業療法士になれるよう,ますます成長していきます.
~ 学生の感想(一部抜粋) ~
☆ 2週間学内での実習でしたが、学内でできる精一杯のことはできたと思いました。また、グループで話し合ったり、意見を共有し合ったりすることは1人の実習では難しかったことだと思うので、その点においては充実していたと感じました。オンライン中継では生の現場を見て、これまでイメージしにくかったことの理解を深めることができたと思いました。
☆ 学内実習ということで最初はどうなるのか不安もありましたが、ゆうゆうホームのライブ配信で臨床現場の雰囲気を感じることができました。質問にも答えて頂いたので、学べることが多く有意義な時間になりました。また、模擬事例を元に評価計画を立案することは、症例についてじっくり調べて考える時間があり、理解を深めることができました。
☆ 学内実習では臨床現場での実習ではなかったため、実施する上で難しいこともありましたが、施設のオンライン中継や他部門への情報収集を模した演習など学内ならではの学びを多く得ることができました。特に施設のオンライン中継では作業療法士と対象者の関わり方を観察し、話し方だけでなく声のトーンやその人に合わせた口調、話の広げ方など多くのことを学ぶことができ今後の実習で活かせる場面が多くありました。また、事前学習や調べ学習など個人で取り組む時間が多く、じっくりと考えることができたのも学内ならではの経験でした。2週間という実習で緊張感もありましたが、自分なりにもっとこうしていきたいと思える実習になったと思いました。
☆ 県外からの実習生で不安があったにも関わらず、実習地の方々は温かく迎えて下さり、初めての実習でしたが、とても楽しくあっという間の1週間でした。1週間の中で沢山の患者様を見学させていただきました。実際にROMを実施させてもらったり、移乗用リフトを実際に操作させてもらったりと大学では経験できない多くのことを経験することができました。また、作業療法士の方の患者様との関わり方も見聞きすることができ、どのようにコミュニケーションをとっているのか等も学ぶことができました。
☆ 学外実習が2週間から1週間になりましたが学ぶことがたくさんありました。作業療法士の皆さんはそもそも作業療法士同士や他職種の方、患者様との挨拶をとても大切にされていると感じました。作業療法士は常に人と接しており、相手がいるからこそ成り立つ職業なので、「礼に始まり礼に終わる」という相手に感謝する気持ちを持つことを実習で学びました。
評価計画については実習前、私は患者様の状態から「どのような検査を行う必要があるか」、
「何を検査しなくてはならないのか」ということばかりを考えていました。しかし、実際に患者様と触れ合ってみて、体力や体調、気分など、患者様によって、またその日によって全く違うため、検査のことばかり考えるのではなく、患者様の今現在できる範囲?状態を観察で把握することが第一であることを学びました。
他にも学んだことはたくさんありますが、これはすべて実習を実現するために協力してくださった実習先の先生方、大学の先生方のおかげです。このご時世の中、学生を受け入れてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
今回の臨床実習Ⅰはコロナの感染状況を踏まえ、学外実習先とも相談させて頂きながら、
?1週間の学外実習+1週間の学内実習
②2週間の学内実習
という2パターンにて臨床実習を行いました。
1.ライブ配信によるオンライン実習
2週間の学内実習の学生には、臨床施設でしか学べないことを少しでも体験できるようオンライン実習を行いました.角田市にある介護老人保健施設ゆうゆうホームの先生方にご協力いただき,施設紹介と作業療法士の臨床業務を説明していただきました.また,施設の利用者様のご快諾で,作業療法士が臨床での面接,評価測定,介入等の様子も画面を通して見せていただきました.さらに,施設の作業療法士や利用者様に質問をし、交流を持つことができ、臨床での作業療法士の姿を身近に感じることができました.学生もこの貴重な機会を活かそうと、積極的に質問し、真摯に実習に取り組んでいる姿がとても印象的でした。
ご協力いただいた利用者の皆様、作業療法士の先生方、ありがとうございました。
(オンライン実習の様子。現場で働く作業療法士の方に質問をしました)
2.事例を基に評価計画立案
学外実習を経験した学生は、臨床実習施設で収集した情報を基に、対象者の評価計画立案を行いました。学内実習の学生は、模擬症例を対象に評価計画立案を行いました。教員が指導者として学生と関わり、時間をかけて症例検討することができました。
また、評価法の一部についても指導教員と一緒に、実際の場面を想定して練習を行いました。
3.実習の報告会
(報告会。決められた発表時間の中で、情報を選択しながら報告をしました)
臨床で学ぶ姿勢の重要さ,今まで学習した知識の応用の必要性が改めて感じさせられた2週間でした.これから一人前の作業療法士になれるよう,ますます成長していきます.
~ 学生の感想(一部抜粋) ~
☆ 2週間学内での実習でしたが、学内でできる精一杯のことはできたと思いました。また、グループで話し合ったり、意見を共有し合ったりすることは1人の実習では難しかったことだと思うので、その点においては充実していたと感じました。オンライン中継では生の現場を見て、これまでイメージしにくかったことの理解を深めることができたと思いました。
☆ 学内実習ということで最初はどうなるのか不安もありましたが、ゆうゆうホームのライブ配信で臨床現場の雰囲気を感じることができました。質問にも答えて頂いたので、学べることが多く有意義な時間になりました。また、模擬事例を元に評価計画を立案することは、症例についてじっくり調べて考える時間があり、理解を深めることができました。
☆ 学内実習では臨床現場での実習ではなかったため、実施する上で難しいこともありましたが、施設のオンライン中継や他部門への情報収集を模した演習など学内ならではの学びを多く得ることができました。特に施設のオンライン中継では作業療法士と対象者の関わり方を観察し、話し方だけでなく声のトーンやその人に合わせた口調、話の広げ方など多くのことを学ぶことができ今後の実習で活かせる場面が多くありました。また、事前学習や調べ学習など個人で取り組む時間が多く、じっくりと考えることができたのも学内ならではの経験でした。2週間という実習で緊張感もありましたが、自分なりにもっとこうしていきたいと思える実習になったと思いました。
☆ 県外からの実習生で不安があったにも関わらず、実習地の方々は温かく迎えて下さり、初めての実習でしたが、とても楽しくあっという間の1週間でした。1週間の中で沢山の患者様を見学させていただきました。実際にROMを実施させてもらったり、移乗用リフトを実際に操作させてもらったりと大学では経験できない多くのことを経験することができました。また、作業療法士の方の患者様との関わり方も見聞きすることができ、どのようにコミュニケーションをとっているのか等も学ぶことができました。
☆ 学外実習が2週間から1週間になりましたが学ぶことがたくさんありました。作業療法士の皆さんはそもそも作業療法士同士や他職種の方、患者様との挨拶をとても大切にされていると感じました。作業療法士は常に人と接しており、相手がいるからこそ成り立つ職業なので、「礼に始まり礼に終わる」という相手に感謝する気持ちを持つことを実習で学びました。
評価計画については実習前、私は患者様の状態から「どのような検査を行う必要があるか」、
「何を検査しなくてはならないのか」ということばかりを考えていました。しかし、実際に患者様と触れ合ってみて、体力や体調、気分など、患者様によって、またその日によって全く違うため、検査のことばかり考えるのではなく、患者様の今現在できる範囲?状態を観察で把握することが第一であることを学びました。
他にも学んだことはたくさんありますが、これはすべて実習を実現するために協力してくださった実習先の先生方、大学の先生方のおかげです。このご時世の中、学生を受け入れてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。