「発達支援教室」では、作業療法士の老虎机游戏をもった専門教員が発達障害を持つ子どもや保護者それぞれのニーズに応じた支援を提供しています。
事前の見学や説明、面談などを行った後、発達障害児と保護者は約60分間、教室内にたくさん用意された遊具を使って運動したり遊んだり自由に過ごしてもらいます。その様子を専門教員がつぶさに観察し、発達状況を確認するのが出発点になります。保護者からの相談で多いのが「着替えが上手にできない」や「トイレでいつも失敗してしまう」など、普段の生活における悩み。
「遊んでいるだけのように見えますが、無理やり作業を強制しないことを第一にしています。無理強いしてしまうと、お子さんが嫌になって行動しなくなってしまいますから。何か課題に取り組む前に、できるだけ楽しくこの教室で過ごしてもらうことを心掛けています」と野間先生。そのため、この教室には子どもの笑い声が絶えず響き、また来たいとねだる子どもが多いのだそうです。
大学内に設けられた「発達支援教室」