看護学?リハビリテーション学研究

看護学?リハビリテーション学研究からのアプローチ

IT技術を活用し高齢患者から患者報告型アウトカムを簡便に収集する方法の開発

宮下 真子  准教授
医療福祉学部 看護学科
宮下 真子 准教授
高齢者からの身体症状や精神症状、社会的な問題など患者報告型アウトカムの取得は、身体機能や認知機能の低下により、多くは医療者による聞き取り形式に頼らざるを得ず、その負担などが医療現場での実装を困難にしている。

本研究ではIT技術を駆使した新しい患者報告型アウトカムの取得方法を開発する。IT技術は画像認識?音声認識技術、自然言語処理、人工知能の組合せを想定し企業および病院と共同でタブレット型端末を開発する。1年目にタブレット型端末を開発し、2~3年目に高齢患者を対象に実装試験を行い評価と修正、電子カルテとの連携に挑戦する。開発するタブレット端末は高齢患者以外にも利用でき、日常の看護ケアに活用できる。