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医療福祉学部 リハビリテーション学科?理学療法学専攻
医療福祉学部 理学療法学専攻

ゼミ紹介

藤澤ゼミ(身体運動学班)

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 藤澤ゼミでは、「身体がどのように動いているのか」「どのように制御されているのか」「どのように指導すると効果的なのか」という疑問を明らかにするため、運動学?運動力学?運動生理学?運動学習理論などの観点から、研究を行っています。活動期間中には勉強会を開催しており、研究テーマと臨床のつながりについて学べる環境が整えられています。ゼミでの活動を通して身体運動学を学ぶことで、理学療法士としての「基礎力」を高め、様々な疾患に対応できるセラピストへの第一歩を踏み出せることでしょう。

担当教員研究テーマ
藤澤宏幸 教授身体運動学
バランス障害に対する運動療法

小林ゼミ(評価?治療班)

 小林ゼミではROM-Tや筋力測定など臨床的な理学療法評価法をテーマにしています。
「下肢伸展拳上角度」をキーワードとして、側臥位(横向き)で股関節から真っ直ぐ足を上げる(SLR)角度を測定する際の信頼性?妥当性を確かめたり、「測定姿勢の違いが股関節伸展筋力に与える影響」をテーマとして、股関節伸展筋力(足を後ろに蹴る力)を4つの姿勢で測定し、どの姿勢が最も適切に筋力を測定できるかを検証したりしています。皆で知恵を出し合って研究を進めましょう。


担当教員研究テーマ
小林武 教授
理学療法評価法

黒後ゼミ(評価?治療班)

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 このゼミでは、理学療法の複数領域に関係する評価法?介入法といった臨床的テーマに取り組んでいます。また最近ではテキストマイニングの手法を駆使したテキストデータの分析なども行っています。テキストマイニングはテキストデータから意味のある情報を抽出する手法であり、その応用範囲は広く、今後ますますの発展が期待される分野のひとつです。これらの研究を通して、量的研究と質的研究の考え方の基礎を身につけることを目標としています。研究の面白さや難しさを感じながら、時に楽しく、皆で協力して取り組んでいます。

担当教員研究テーマ
黒後裕彦 教授
理学療法評価学

鈴木ゼミ(健康増進?地域理学療法学班)

 鈴木ゼミでは調査対象を地域社会に設定し、主に子どもや高齢者の健康維持増進に関する研究を行っています。ここ最近は、中学生の体力低下の課題を取り上げ、その分析を進めています。昨今、「疾病や障害を未然に防ぐ」といった予防領域に理学療法士の活躍の場が広がりを見せています。ゼミ活動を通じて、理学療法士に必要な分析力や判断力を養いつつ、予防理学療法の新たな知見を発信していきます。

担当教員研究テーマ
鈴木誠 教授
子どもの体力向上とスポーツ障害予防に関する研究
高齢者の健康維持に関する研究

星ゼミ(内部班)

 星ゼミでは、重症度が高く身体機能の低い方や、慢性的に臥床している方を想定した、呼吸機能や口腔機能の検討、摂食嚥下機能に関わる間接的な検討を行っています。これらの活動の基本姿勢は、臥床が中心となれば身体はディコンディショニングの状態に導かれやすく、リハビリテーションとして“身体活動調整能力の余力幅=恒常性(ホメオスタシス)の維持能力” の衰退を予防する必要性が生じるため、その検討が必要だという志向です。
また、学生さんの希望があれば他の研究の実施も検討します。過去には神経難病者のコミュニケーションボードの検討や学生遅刻の検討など、興味深い報告もありました。アイデアを整理しながら実施しましょう。

担当教員研究テーマ
星孝 准教授臥床者の機能低下について
フィジカルアセスメントに関する研究

村上?沼田ゼミ(神経理学療法班)

村上?沼田ゼミ(神経理学療法班)
 村上?沼田ゼミの研究テーマは、「筋張力発揮」「上肢協調性」「時間情報の認知と処理」「リズム運動制御」です。本テーマをもとに、ヒトの運動?動作を身体運動学および神経生理学的に分析する能力を学んでいます。また、神経障害患者の運動?動作分析を想定するなど、臨床につながる研究を行っています。
 村上?沼田ゼミでは、3年次より勉強会を実施しています。勉強会の内容は、脳神経障害に関わる基礎的知識の充実を図ることや、ゼミ生が相談し興味のあることを学習します。
また、3年次から研究活動を経験できるように、4年生の研究活動に協力?参加しています。卒業時には、多くの研究機器を操作できるようになって欲しいと考えて指導しています。

担当教員研究テーマ
村上賢一 准教授随意運動にかかわる筋張力発揮の研究
多関節協調性に関する身体運動学的研究
沼田純希 助教
下肢のリズム運動制御(パーキンソン病など神経系疾患を含む)
血液透析患者に対する運動療法

小野部?釼明ゼミ(運動生理学班)

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 運動生理学班では、健常人を対象とした運動身体における生理的反応の基礎研究を中心に行っています。

 ゼミ活動は3年生の後期から主に活動を始めます。研究の基礎知識となる運動生理学について、「ヒトが運動をすることによって、身体内でどのような呼吸循環反応が起きているのか」の理解が深められるよう、学習を開始します。また並行して、「他人に伝えることの大切さと難しさ」を経験できるよう、学生自身が講師となって、自分で選んだテーマについて授業も行っています。研究テーマは、学生自身が臨床実習で感じた疑問をもとに決定しています。
 理学療法士にとって「運動」とは、患者に対する治療手技の一つです。運動療法は、疾患に対する治療のみならず、健康増進への重要性も知られています。
運動生理学班で行っている研究結果は、将来理学療法士として、患者に運動を処方する際の大切な知識として、みなさんの力になっていくことを期待しています。

担当教員研究テーマ
小野部純 講師
運動生理学
リンパ浮腫に関する基礎研究
釼明佳代子 助教
血液透析患者の足部と転倒予防に関する研究
呼気筋トレーニングに関する研究

髙橋ゼミ(内部班)

髙橋ゼミ(内部班)
 髙橋ゼミでは、呼気ガス分析装置を用いた運動?動作の呼吸循環応答や、日常生活動作のエネルギーコストの検討、咳嗽に対する効果的教示の検討、ストレスからのリラクセーション法などを検討し、内部障害患者のリハビリテーションに寄与していける研究を、健常者を対象に行っています。
ゼミ活動は、呼吸循環応答を切り口とした内部障害理学療法の学習を深めることからスタートし、学生自身が身近に感じた疑問を検討していき、そこから卒業研究テーマへ発展できるように活動しています。
中には内部障害に苦手意識がある学生もいますが、嫌いにならなければ得意科目にもなると思っています。学生は見えない体の中の声を聴くことに興味を持ち、研鑽しながら取り組んでくれています。
卒業後には必ず呼吸?循環?代謝のどこかに障害を有する患者に対応しなくてはいけない日が来ます。その時に小さな自信と大きな勇気を持って医療的な手を差し出せるセラピストになって欲しいと指導しています。

担当教員研究テーマ
髙橋一揮 講師運動負荷試験における呼吸循環応答の検討
日常生活活動に対するエネルギーコスト?エネルギー効率の検討

鈴木博人ゼミ(運動心理学班)

 鈴木博人ゼミでは、“運動学習”をキーワードに「動作を学習しやすい効果的な指導方法とは?」、「ベテラン理学療法士さんの巧い技術を身につけるには?」という二つの疑問を解決するために研究を行っています。
<近年のテーマ>
  • 結合動作における全体法?部分法の運動学習効果の差異
  • 理学療法場面における運動?動作指導の実態調査
  • 誤差推定フィードバックの運動学習効果に関する研究
 運動の覚え方を研究するため、学生自身が「ヒトが運動を記憶すること」を実感?体感しながら研究活動を進めることを大切にしています。そのため、時には研究テーマとして取り上げられるようなスポーツを一緒に楽しむ機会も作っています。

その他、議論の仕方、論文の読み方、発表の仕方などを通し、現代社会において欠かすことのできない論理的思考、問題解決能力、表現力を高めるトレーニングの時間?空間を提供し、卒業後に活躍できるよう支援しています。
何より「分からないことに気づき、分かるようにすること」をチームで楽しみながら行えるようになってもらいたいと考えています。

担当教員研究テーマ
鈴木博人 講師
運動学習理論の理学療法への応用に関する研究

平山?阿部ゼミ(運動器班)

 運動器ゼミでは運動器疾患を想定した研究を行っています。3年時からゼミ内での勉強会を実施し、4年時に行う卒業研究に備えて早くから研究の基礎を学びます。ゼミでのモットーは、分からないことは「分からない」といえることです。少人数であるからこそ、深いディスカッションができる環境づくりをしています。
2023年度は「腋窩‐上腕動脈血流速度の関連性と、血流速度に影響する因子についての検討(担当:平山)」および「フェンシング選手を対象とした身体特異性注意および手指運動機能とパフォーマンスの関係性(担当:阿部)」と題して研究を行いました。

研究活動を通して、研究とは何かだけでなく、物事に対する論理的思考?批判的思考能力?問題解決能力の向上を図ります。また、自身の考え等を他人に伝える難しさを経験することに加え、研究活動を通して、卒業後も支えあえる友人関係を築いてもらいたいと思います。

担当教員研究テーマ
平山和哉 講師
運動器疾患(整形外科疾患)患者に対する評価や効果的な理学療法について
スポーツ傷害患者に対する理学療法やスポーツ現場での対応について
阿部玄治 助教
末梢磁気刺激による運動感覚機能の変容 
スポーツ選手における身体への注意に関する研究

長井ゼミ(物理療法班)

長井ゼミ(物理療法班班)
 物理療法は、機能的電気刺激(Functional Electronic Stimulation)など、理学療法の中でもその効果について有効性が期待されている治療領域の一つです。
長井ゼミでは、ゼミ活動は主に3年生の後期から始め,ゼミ内での勉強会を通して研究の基礎の部分を学びます。
 研究テーマ?研究デザインは「物理的刺激が身体に及ぼす影響(効果)について」を基本として、学生の疑問や興味を大切にしながら進めていきます。2023年度は、「フォームローラーとホットパックの関節可動域拡大効果の検証」というテーマについて研究を行いました。
 研究活動を通して、単に研究成果のみを求めるのではなく、研究プロセスをしっかり理解し、卒業後の臨床研究に役立つようなゼミ活動を目指しています。

担当教員研究テーマ
長井真弓 助教
電気刺激に関する研究